'05.3.27
前回シャシーダイナモに素の状態で載せたので、とりあえずエアクリあたりから入ります(笑)。
例によって、選択肢はそれ程多くないのですが、以前から覗いていたショップ
torquwsteerに明確に「for ST170」と書かれている
K&N社のインダクションキットが載っていました。お値段は£97.99。特別安い感じはしませんが、
日本ではST170適合商品なんて見たことないし、代理店なら取り寄せられるんだろうけど面倒臭そう
なので他の商品と併せて注文しました。
これがまた、他の商品は割りとすぐ届いたのですが、エアクリだけ「後で送るから」なんて親書?が
入っていて、その後3ヶ月とかフツーに待たされました。まぁ自分にも耐性が出来たようで怒る気にもならず、
そんなもんだということでその辺は割愛します(^^#
ちなみに、torquesteer以外にも、海外のショップにはST170適合商品って割とあります。…といっても
日本よりは探しやすいってレベルで、何でも沢山あるわけではないんですが。
さて取り付けですが、今回またしても撮影班を兼ねてヨーコさんが手伝いに来てくれました。
とりあえずパーツをひろげてみましたが、単純なものです。届いた箱自体、想像よりもずっと小さくて
驚いたんですが、中身はフィルターと、管と、ステーと、あと小物がちょろっとあるだけです。
一番嬉しかったのがK&Nのステッカーだったりw。
でもこれは、クルマいじりDIYの入門編としていいですね。
取り付け説明書は付属していますが、当然英語。でも親切に画像入りで解説されているので、
何とかなります。英語も複雑な言い廻しをしていないので、なんとなく理解できると思います。
まず、純正のエアクリーナーボックスを外します。Mass Air Sensorのハーネスプラグ、ブローバイの
リターンパイプを外し、エアクリボックスとインマニへつながる配管を分離します。エアセンサーのハーネス
そのものは新しいエアフィルターにそのまま移設です。
それからエアクリボックスアッセンブリーをマウントから引っぺします。グロメットで留まっているだけ
なので本当に「引っぺがす」だけなのですが、何分初めてのことなのでおっかなびっくりでした(^^;
このアッセンブリーが、外してみると結構大きなもので、跡地はぽっかりと大穴が…。スロットルも
見てみると換えたくなってくる…(笑
それからエアクリへ空気を導入していくインテークパイプも外します。これも引っこ抜くだけなのですが、
キツキツなスペースに取り廻されているので、やっぱりおっかなびっくり抜きます。
これであとは取り付けだけです。ここまでは何のトラブルもなく順調に進んでいます。
取り付けの第一弾は、新しいエアフィルターを支えるステーです。これを、ギアボックスマウントの
ボルトで共締めするのですが…。
問題発生!
このボルトに合うサイズのレンチが無いっ!
僕の持っている六角のソケットレンチは、14mmの次が17mmなのですが、14だと小さすぎ、17だと大きすぎ。
こりゃぁ、15mmだよ…。たぶん、カー用品店とかでお得値で売っているソケットレンチセットには15mm
なんて大抵入っていないと思われます。まぁ僕が甘く見過ぎていた訳です。
かなり萎えましたが、割と近所に輸入工具を扱っている店があったのを思い出しました。
アストロプロダクツです。大手の
チェーン店ですね。すぐに使いを出します、自転車で(爆)。
ソケットレンチ(スナッポン製!)が到着、バッチリです。さ、ラチェットレンチでキコキコと。ん、
固いな…。ぷちっ。あ、
再び問題発生!
差込角のサイズ変換用角ドライブアダプターがねじ切れております(泣)。さすが安売りレンチセット…。
ちゃんと焼き入れとるんかい!?
萎え度は更に120%ですが、まさかこのままクルマを放っておく訳にもいきません。とにかく、夜になる前に
先ほどのアストロへ再び使者を送ります(良く出来た嫁だ…)。
お店も親切な店で、詳しくない嫁の話を聞いてちゃんと要求しているモノを渡してくれました。
角ドライブアダプターそのものだけでなく、アダプターの必要が無い15mmのソケットレンチを持たせてくれた上、
先に購入したソケットレンチは返品してもいいと言ってくれたようです。それも申し訳ないので、
どっちかのレンチは友人に譲ることにしました。
はい、気を取り直して再度挑戦、はー、ボルト回った〜。やっぱりちゃんとした工具は違うんだなぁ。
納得の瞬間です。
書くとこれだけのことですが、時間にするとこのボルト回すだけで優に1時間以上費やしております。
さて、ステーの取り付けもようやく終わりました…が、ボルトに共締めするときに付属のワッシャーを
咬ますの忘れた…。ま、いずれやり直そう。
あとは、フィルターを取り付けるだけです。インマニへつながる吸気管に、でっかい純正のエアクリボックス
ではなく、いわゆるキノコ状のエアーフィルターを差し込みます。適合品なので差し込めて当たり前なのですが、
実際やってみるまでは不安(^ ^;;
とりあえずまだバンドで締めずに仮留めです。ハーネスプラグを元に戻し、ブローバイリターンパイプも
付属のものにチェンジして元通りにします。折れ曲がっちゃってるけど、大丈夫かい(笑)。
それからラジエーターグリルからエアクリへ空気を導入していたインテークパイプを外した替わりに、
やはり付属の蛇腹ホースを挿します。純正はボンネットフードの真下にあったのですが、付属のものは
バンパー下部、スカート上部のグリルに空気導入部を設置するようになってます。ので、エアクリの所から
下へ挿し込んでから、下へもぐってバンパー下部へ引っ張っていきます。と…、
グリルはあるけど、ふさがってんじゃん(-_-メ
さすがにその場で予定していなかった穴をあける気にならなかったので、導入効率はかなり悪そうですが、
下向きに垂らしたままにしてあります。決心がついたらグリルのメクラ蓋に穴をあけます(汗)。
つうかナンでふさがってんだよ?
だいたい良さそうなので、本留めします。フィルターをバンドで締めてしっかり固定します。
苦労して取り付けたステーは半円上の金具で、そこにフィルターを載せるだけ…。つっかえ棒なだけです。
ちょっと心配なので、一応タイラップで括っておきます。
インテークパイプも、説明書には何も書いていませんでしたが、ただ挿してあるだけじゃいくらなんでも
怖いのでやはりタイラップで括りつけました。
さすがに、作業が終わった時には暗くなってしまいました。
ボルト・ネジ関係はやはり怖いですね。実は上記の15mmの六角ソケットレンチ以外にも、
トルクスレンチが必要な場面もあったのですが、ガッチリ留めてある場所でもなかったので、
代用品でなんとかなりました。HaynesのRepair Manualとかにはその辺の必要工具のことも
記載されてたりするのでしょうか…。もっともあの本がどこまでSTと情報を共有できるかは
疑問ですが(笑)。でも結構共通のネタもあると思います。一回目を通してみたいです。
そして、エンジンに火を入れてみます。
シューッ
と結構盛大に自己主張しております。「おおぉ〜っ」と思いますが、アイドリングが
落ち着いてくると音も小さくなりますし、ボンネットを閉めてしまえば結局聞こえません。
こういったDIYは、実際に効果がなくても気分が良くなればそれでいいし、見た目それほどで
なくても実効果が体感できればそれでいいと思っています。今回は音が想像したほどでもなかったし、
基本的にはあんまり大きな音ってのは好みではないので、この際レスポンスアップが(ちょっとでも)
体感できればいいかなと思い、この日はとりあえず作業を終了しました。
さて、翌日月曜日。普段は電車通勤ですがこの日はわざわざ早起きして車通勤です(爆)。
高速も使うのである程度のシチュエーションは体験できるかと。
細かいことを言っても個人的な感覚の問題ですし、嘘くさかったりもしますし(汗)、あまり
多くは語らないことにいたしますが、エンジンのフィーリングは…
わかりません(滝汗)
少ぅし下のトルクが薄くなったような、3000rpm/m以上でアクセルのツキは良くなったような、
気がします。あくまでも、気がします、です。いろんなところでいろんなものを見たり聞いたり
読んだりして、そこに書いてあった事が脳に刷り込まれているだけなんじゃないかな、我ながら。
まぁどうあれ、実効果が体感できないのならば、それ以外の満足感が手に入らなければなりません。
見た目はそれなりに効果ありますが、キノコエアフィルターなんて別に珍しくもなんともないし、
パイプがカラフルなわけでもないので、正直、地味です。
じゃぁ、音か!
これが…
回転数を上げていくと、結構運転席では聞こえてきます。なんというか、
ごぼごぼごぼごぼーっ
というか、
げぼげぼげぼげぼーっ
というよりも、
お"ぼお"ぼお"ぼお"え"ぇ"ーっ(爆)
と、何とも形容しがたい音を出しております。
このへんは、逆に期待していなかっただけにうれしい誤算でした。うるさすぎないのもイイ!(・∀・)
やはり気分的な自己満足に落ち着きそうなエアクリの交換でしたが、一週間後にはしのいの走行会も
控えておりますし、そこでタイムがどうでるか(そんないきなり縮まるとも思いませんが)。
またシャシダイにも載せてみて、エアクリ交換の
効果がどうだったのか客観的に出してみたいと思います。またネタのために出費か…
作業工程自体はそれ程難しいものではありませんでしたが、やはり狭いスペースに補器類を押し込めて
いる最近の車のエンジンルームは、手を入れるのも一苦労なところが結構ありまして、擦り傷や
薄皮が剥けてしまったりと傷を負っております(笑)。
また、エアクリボックスを取り除いた結果、少しボンネット内にスペースができましたので、
オイルキャッチタンクを設置できたらな〜などと考えております。